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:2013/11/04(月) 20:18:32.66 ID:
原野を3か月さまよったハイカー。奇跡の生還も「愛犬を殺して食べた」。(カナダ)

3か月歩き回ってもまるで人里には出ない焦りと、餓死寸前の体。こうした極限の状態では
「愛犬を食する」ことすら思いついてしまうようだ。カナダでは今、瀕死のハイカーの下した
決断が大きな波紋を広げている。

愛犬のジャーマン・シェパードを連れてカヌー・トレッキングに出かけるも、キャンプの最中に
熊に襲われてカヌーを壊され、テントごと食料を奪われてしまったマルコ・ラヴォアさん(44)。
彼はそこから先、愛犬とともにカナダ・オタワから500km以上も北に離れたマタガミ周辺の原野を、
ノタウェー川を頼りに3か月もさまようはめになってしまった。

家族からの捜索願は単なる「行方不明」であり、情報が不足していたことも災いした。
いくら歩き回っても人里に出ることはなく、リュックの中の食料が尽きて数日後、歩く体力を
失った彼はふと愛犬の肉を食することを思いついてしまう。しかし“あの時、激しく吠えて熊を
追い払ってくれたのはこの犬。自分ひとりだったらもはや生きてはいまい。命の恩人ともいえる
この犬を殺すことが許されるのか”とマルコさんは2~3日深く悩み苦しんだそうだ。
しかし「それでも生きて家に帰りたい」と強く望んだ彼は、大きな石で愛犬を殴打した。

レスキュー隊がついに発見した時のマルコさんは、ひどい脱水症状に陥り体重は40kgも落ちていた。
重症患者として病院に運ばれ、現在も治療が続けられている。サバイバル技術の指導者
ケイレブ・マスグレイヴ氏は、今回の件についてこのように語っている。

「カナダのあのあたりには、食べられるような植物の実や木の芽はほとんどありません。
もしもその決断を下さなければ、彼は確実に死に向かっていたはずです。無防備なスタイルで
3か月も生き延びられたのは奇跡、彼はむしろ英雄ですよ。」

(以下ソース)
http://japan.techinsight.jp/2013/11/yokote2013110309210.html
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