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:2013/10/24(木) 12:45:46.53 ID:
 学校や仕事に行かず家に閉じこもる「引きこもり」が、山形県内で少なくとも1287人に上り、
40歳代以上の中高年が4割以上の548人を占めることが、県が初めて行った実態調査で明らかになった。

 県は「想像以上に中高年の割合が大きかった」として、引きこもりへの支援を行うNPOなどと
協力して対策を進める方針だ。

 県は4~5月、民生委員ら2629人に住民の交流状況などに関するアンケートを実施。
この中から引きこもり状態にある人を把握した。2204人から回答を得た。

 引きこもり状態にある人を年齢別で見ると、多い順に30歳代28%、40歳代23%、20歳代21%など。
30歳代以下の若年層が55%を占める一方、40歳代以上の中高年層も43%に上った。

 期間別では、3年以上5年未満が17%で、5年以上10年未満は20%。10年以上も36%いた。
中高年の場合、長期化の傾向が見られ、10年以上が46%だった。

 引きこもりに至った経緯(複数回答)を見ると、「失業」24%、「不登校」16%、「就職できなかった」8%、
「家族関係」7%などが挙がったが、「わからない」が34%で最も多かった。

 ただ、引きこもりの人にどのような支援(同)が行われているかについては、「医療機関に受診」15%、
「行政機関による支援」8%などがあったが、「わからない」が56%と群を抜いて多かった。

 必要とされる支援策に関しては、民生委員らから「引きこもりの人は親との対話もままならない。
専門的なカウンセリングが不可欠」「進んで働けるような環境づくりや、就業支援を行う団体を
もっと育成するべき」などの意見が出た。

 県若者支援・男女共同参画課の高橋雅史課長は「これまで、引きこもりは若者が中心だと考えていた。
中高年の原因としては、失業などのほか、学生時代の不登校に起因するケースもあるとの指摘がある。
今回の調査結果を踏まえ、NPOなどの意見を聞きながら、来年度以降の施策に反映させたい」と話している。

読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131024-OYT1T00201.htm
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